答えられなかった質問

「あなたは、（人生で）何をしたいんですか？」

コレ、28歳のころに、投げかけられた言葉。

定年まじかのおじさんに聞かれた。

正直、困った。

答えがなかったからだ。

漠然と、お金が稼ぎたい。

それだけだった。

お金があれば、おいしいものも食べに行けるし、好きな場所に旅行にいけるし、きれいな家にも住める。

だから、稼ぎたい。

正直、大学卒業してから入った会社の手取り。

15万ちょっと。

あほか。

それでも、寮生活だったから、何とか生きていける。

けど、それ以下でもそれ以上でもない。

それから、何とか必死にあがいて、転職してそれなりの給料でそれなりの生活になった時に投げかけられた質問。

ようやく、その答えが見つかり始めた。

よくある自己啓発本には、

やりたいことの分だけお金が入ってくる

とか、

お金は後から。

とか、

言われているけど。

実際その通りだと思う。

けど、ちょっと違和感。

最近、思った。 

やりたいことがあるから、お金がほしい。

だから、働ける。

誰かの本に書いてあったんだけど、

「仕事をするのが楽しい。

仕事をするために、お金を稼ぐ。」

なるほどって、思った。 

ワタシには、そっちの言葉のほうが、なんだかしっくりくる。