認められたい病
今の会社に入って、仕事が出来るのが当たり前。やって当然。できて当然。
そんな空気が漂っていた。
だんだん息苦しくなっていた。
そんなとき、外部から来たコンサルに、自分が関わった広告がスゴイカッコいい!と言われた。
子供のように、嬉しかった。
アホみたいに、その広告を眺めた。
そしたら、同僚からは、誰ひとりそんなホメコトバを聞いていないことに気づいた。
それからは、「有難う」コトバを意識して言うようにした。
出来ないってコトを、言うようにした。
頑張るってことをやめた。
困ってることは大声で困ってるって言うようにした。
朝イチで話すようにした。
甘えられるヒトにはとことん甘えるようにした。
大切じゃないことはあえてスルーするようにした。
そしたら、周りのヒトもチョットづつ、感情をあらわにするようになった。
ごめんなさいも、有難うも聞くようになった。
突然、話をふられるようになった。
何故か、遠回りはするものの、意見が通るようになった。
きっとみんな認められたい病にかかっているかもしれない、ということに気付いた。